001. シダ植物

シダ植物 ( Pteridophyta )

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 シダ植物と、他の種子植物との違いは、花が咲かず、果実が出来ず、胞子によって繁殖することである。シダ植物が種子植物に比べ、湿った所を好むのは、受精に水が必要だからである。
 今では、シダ植物は代表植物ではなく、人間がこの植物を利用するのも、ごく一部を食用にする以外は、観賞用にするぐらいである。しかし、種子植物が発展する以前、古生代後半(約3.5〜1.8億年前)には、高温多湿な気候の下で、シダ類が大森林を形成し、大気中の酸素を著しく増加させ、動物が大陸に進出する一つの要因にもなったと考えられている。また、この大森林が、世界の主要炭田を形成した。(ただし、日本の炭田は、これよりずっと新しい。)
 シダ植物は、世界で約12.000種、日本で約500種が知られている。これを大きく分けると、マツバラン類、ヒカゲノカズラ類、トクサ類、シダ類に分けられるが、シダ植物の分類については、意見が多く、科の数や範囲、配列方法についてはまだ確立されていない。
 青葉山には43種あるといわれているが、本書には、その中でも特に多く見られる11種を掲載している。

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