009. サトイモ科

サトイモ科 ( Araceae )

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 サトイモ科は単子葉類の中で、最も変化に富んだ生活型を分化させた植物群の一つである。世界に120属2.000種が知られている。サトイモやクワズイモなどのように肉質で直立した茎をもった形が典型のように考えられているが、乾燥地帯や温帯では日本のテンナンショウのように、地下に球茎を発達させ、生育に不適当な時期を休眠してすごすものが多い。また熱帯ではつる性になり他物によじ登り、茎が木質化するものや、ボタンウキクサのように水生植物となって水面をただよう浮草のようになったものまである。
 花の形態が特徴的で、花は花軸に密集してつき、肉穂花序をつくり1枚の大きな苞に包まれる。この苞が、仏像のうしろにある仏炎に似ていることから仏炎苞と呼ばれている。
 本書では、テンナンショウ属のウラシマソウ、ホソバテンナンショウをとりあげた。

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