033. アケビ科

アケビ科 ( Lardizabalaceae )

この科の一覧へ

    

 透きとおった果肉のほんのりとした甘さを口いっぱいにほおばって、種をとばして遊んだ・・・・・・そんな秋の日の記憶を持つ人は少なくないだろう。果実(果皮とも)若葉は食用、つる性の茎は編み物・薬用と、余すところなしに使われる植物である。果実は種子が多いが、甘味料の乏しかった昔の農山村の生活では、かなり重要な植物であったらしい。
 常緑または落葉性の木本で、多くはつる性である。葉は掌状複葉で互生する。葉柄は長く托葉はない。花は放射相称で総状花序。葉腋からたれる。果実は液果で裂開するものとしないものがある。世界に8属40種があり、東アジア、チリに分布する。日本には、アケビ属とムベ属の2属4種がある。これらはともにつる性である。本書では、ミツバアケビ、アケビの2種をあつかう。

HOME