検索表

 これは,草の名前を調べる検索表です。
 まず,調べたい植物がつる植物〔氈l,単子葉植物〔〕,双子葉植物〔。〕,寄生植物〔「〕のどれにあてはまるか見ます。
 次に,その植物が該当する項目(例えば,つる植物だったら〔氈lの欄,寄生植物だったら〔「〕の欄というように)のところをひらき,その植物の特徴にそってa〜cとたどっていき,いきついたところの数字をみます。(例えば,〔氈lつる植物で,a葉は単葉で,b互生して,c鋸歯がないならば〔7〕というように)その次に,その数字の項を見て,科の特徴と調べたい植物をみくらべて何科に属しているか決めます。最後に該当する科の植物名欄をみて,そこに書いてある植物名を本文でさがして,それらと調べたい植物をくらべて名前を決めます。

 つる植物 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔氈l
 つる性を除く単子葉類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・〔〕
 つる性を除く双子葉類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・〔。〕
 緑葉をもたない寄生植物 ・・・・・・・・・・・・・・・・〔「〕

〔氈l つる植物
  a.葉は複葉
   b.3小葉からなる ・・・・・・・・・・・・・・・・〔1〕
   b.5以上の小葉からなる ・・・・・・・・・・・・・〔2〕
  a.葉は単葉
   b.輪生する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔3〕
   b.対生する
    c.鋸歯がある ・・・・・・・・・・・・・・・・・〔4〕
    c.鋸歯がない ・・・・・・・・・・・・・・・・・〔5〕
   b.互生する
・    c.鋸歯がある ・・・・・・・・・・・・・・・・〔6〕
    c.鋸歯がない ・・・・・・・・・・・・・・・・・〔7〕

〔〕 つる性を除く単子葉類
  a.花被は目立つ色を持つ。花は大きい ・・・・・・・・〔8〕
  a.花被は色が目立たない(緑,褐色)。花は小さい ・・〔9〕

〔。〕 つる性を除く双子葉類
  a.総苞に包まれた頭花となる ・・・・・・・・・・・・〔10〕
  a.花冠は合生し基部でひとつになる
   b.横向きに咲く
    c.葉に鋸歯がある ・・・・・・・・・・・・・・・〔11〕
    c.葉に鋸歯がない ・・・・・・・・・・・・・・・〔12〕
   b.上向きまたは下向きに咲く
    c.葉は根生し地下茎はない
     d.平行した脈がある ・・・・・・・・・・・・・〔13〕 
     d.平行した脈はない ・・・・・・・・・・・・・〔14〕 
    c.葉は地下茎につく
     d.花冠が4つに裂ける ・・・・・・・・・・・・〔15〕
     d.花冠が5つに裂ける ・・・・・・・・・・・・〔16〕
  a.花冠は離生する
   b.横向きに咲く
    c.葉は複葉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔17〕
    c.葉は単葉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔18〕
   b.上向きまたは下向きに咲く
    c.葉は複葉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔19〕
    c.葉は単葉 
     d.葉は対生する ・・・・・・・・・・・・・・・〔20〕
     d.葉は互生または根生する ・・・・・・・・・・〔21〕
  a.色の目立つ花被をもたない。緑色のものが多い。
   (花の微小なものも含み)
   b.葉は複葉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔22〕
   b.葉は単葉 
    c.葉は対生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔23〕
    c.葉は互生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・〔24〕

〔「〕 緑葉をもたない寄生植物 ・・・・・・・・・・・・・〔25〕

〔1〕
科  名
特  徴
種  名

 マメ科

蝶形花冠をもつ。托葉がある。

ホドイモ,クズ

 アケビ科

波状の鋸歯をもつ。

ミツバアケビ

 バラ科

茎に刺が多い。小葉は多くの鋸歯をもつ。

イイバラ,ナワシロイチゴ

 ウルシ科

幼若な葉以外は小葉に鋸歯がない。

ツルウルシ

 キンポウゲ科

葉は対生,葉柄で巻きつく。

アズマハンショウヅル,センニンソウ

 ブドウ科

巻きひげに吸盤があり,吸いついてのぼる。葉は鋸歯があり,単葉が多い。

ツタ

〔2〕

 アケビ科

掌状複葉,小葉は鋸歯がない。

アケビ

 ブドウ科

鳥足状複葉,小葉は鋸歯がある。

ヤブガラシ

 キンポウゲ科

葉は対生,5〜9小葉からなり,葉柄で巻きつく。

アズマハンショウヅル,センニンソウ

 マメ科

羽状複葉で,小葉に鋸歯はない。複葉の先は巻きひげとなる。葉は5,ときに3小葉からなる。

ナンテンハギ,ホドイモ

〔3〕

 アカネ科

茎には全面に刺があり,ひっかかってのぼる。

アカネ,ヤエムグラ

〔4〕

 クワ科

茎に多くの細かい刺がある。葉は深く裂ける。

カナムグラ,カラハナソウ

〔5〕

 キキョウ科

茎の切り口から白い乳液が出る。花は1個ずつ下向きに咲く。

ツルニンジン

 ガガイモ科

茎の切り口から白い乳液が出る。花は集まって上向きに咲く。

ガガイモ

〔6〕

 ブドウ科

巻きひげの先は吸盤となり,巻きひげでからむ。

ツタ,ヤマブドウ,ノブドウ

〔7〕

 ユリ科

葉の基部に托葉の変化した巻きひげが2本ある。

タチシオデ,サルトリイバラ

 ヤマノイモ科

葉柄の基部はさやにならない。

ヤマノイモ,オニドコロ

 キキョウ科

切り口から白い乳液が出る。

ツルニンジン

 タデ科

がくが花びらのように見える。

ミズヒキ,ミチヤナギ,ママコノシリヌグイ,ミゾソバ,アキノウナギツカミ,オオイヌタデ,ハナタデ,イヌタデ,イタドリ,オオイタドリ

〔8〕

 ラン科

花は左右相称。

ギンラン,シュンラン,ネジバナ,ムヨウラン,サイハイラン

 アヤメ科

花は放射相称。葉は基部で茎を抱き,2列に並ぶ。

ヒメシャガ

 ヤマノイモ科

葉柄の基部はさやにならない。

ヤマノイモ,オニドコロ

 ユリ科

ハート形の葉が1茎に2〜3個つく。

マイヅルソウ

花は放射相称。

アオヤギソウ,エンレイソウ,オオウバユリ,オオバジャノヒゲ,カタクリ,コバギボウシ,サルトリイバラ,ショウジョウバカマ,タチシオデ,チゴユリ,ニッコウキスゲ,ノギラン,ヒメヤブラン,ミヤマナルコユリ,ヤブカンゾウ,ヤマジノホトトギス

 ツユクサ科

花は左右相称。コバルト色の花弁と,黄色の雄しべが目立つ。

ツユクサ

〔9〕

 イグサ科

葉は円柱形または2稜形で中空ではない。葉は2列に並ぶ。

クサイ,スズメノヤリ

 サトイモ科

大きな仏炎苞が包む。

ホソバテンナンショウ,ウラシマソウ

 カヤツリグサ科

茎は3稜があり,まれに4稜,または円形,葉は3列に並ぶ。

アオスゲ,カヤツリグサ,コカンスゲ,タガネソウ

 イネ科

茎の切り口は必ず円形で中空,葉は2列に並ぶ。

アズマザサ,アズマネザサ,エノコログサ,カゼクサ,カモジグサ,ケチヂミザサ,コブナグサ,シバ,スエコザサ,ススキ,スズメノカタビラ,スズメノテッポウ,スズメノヒエ,チカラシバ,ニワホコリ,ヌカボ,ヨシ,メヒシバ

 ガマ科

花は微小で,多数集まって円柱状の肉穂花序となる。

ガマ

〔10〕
科  名
特  徴
種  名

 キク科
 タンポポ亜科

切り口から白い乳液が出る。頭花は舌状花だけからなる。

ノゲシ,オニノゲシ,ヤクシソウ,オニタビラコ,オオヂシバリ,アキノノゲシ,コウゾリナ,エゾタンポポ,セイヨウタンポポ,ニガナ

 キク科
 キク亜科

切り口からは白い乳液が出ない。頭花は筒状花だけ,または筒状花と舌状花とからなる。

ノブシ,オクモミジハグマ,キッコウハグマ,ブタクサ,ノコンギク,シロヨメナ,シラヤマギク,オケラ,アメリカセンダングサ,モミジガサ,タマブキ,オオカニコウモリ,ヤブタバコ,ガンクビソウ,ナンブアザミ,ヒメジョオン,ハルジオン,アレチノギク,ヒヨドリバナ,ヒメムカシヨモギ,ハハコグサ,ユウガギク,カントウヨメナ,センボンヤリ,マルバダケブキ,オヤリハグマ,ナガバノコウヤボウキ,フキ,センダイトウヒレン,ノボロギク,メナモミ,アキノキリンソウ,ヤブレガサ,オナモミ,セイタカアワダチソウ

〔11〕

 ハエドクソウ科

葉は対生で,鋸歯がある。

ハエドクソウ

 シソ科

四角い茎をもち,葉裏には腺点があり,においがある。葉は対生。

イヌコウジュ,ウツボグサ,キバナアキギリ,キランソウ,テンニンソウ,ヒメオドリコソウ,ナギナタコウジュ

 ゴマノハグサ科

茎の切り口は円形のものが多い。葉は対生または互生。

ママコナ,オオイヌノフグリ,タチイヌノフグリ,ムラサキサギゴケ

〔12〕

 ゴマノハグサ科

葉は下部で対生,上部で互生となる。包葉には細く尖った鋸歯がある。

ママコナ

 シソ科

水湿地生,葉は対生,茎が四角形。

カキドオシ

〔13〕

 オオバコ科

風媒花,花は目立つ色をもたない。

オオバコ,ヘラオオバコ

〔14〕

 イチヤクソウ科

葉はすべて根生,花の色は黄白色。

イチヤクソウ

 イワウメ科

葉はすべて根生,花の色はピンク色。

イワウチワ

〔15〕

 アカネ科

葉は対生。

ツルアリドオシ

葉は輪生。

ヤエムグラ,アカネ

〔16〕

 オミナエシ科

散形花序で白い花がつく。

オトコエシ

 キキョウ科

花は放射相称,淡紫色の花をつける。

ツルニンジン,ツリガネニンジン

 アカネ科

対生する葉柄の基部に小さな合生托葉がある。

ヘクソカズラ

托葉が発達,4〜8葉が輪生する。

アカネ

 リンドウ科

花冠は筒状,葉は対生。

フデリンドウ

葉は対生,白い花をつける。

センブリ

 サクラソウ科

小花を穂状につける。

オカトラノオ

 ガガイモ科

茎の切り口から白い乳液が出る。花は集まって上向きに咲く。

ガガイモ

 ムラサキ科

花は青系統。

ルリソウ

〔17〕

 マメ科

蝶形花冠をもつ。托葉がある。

ヤハズソウ,ネコハギ,ヌスビトハギ,ミヤコグサ,ナンテンハギ,ムラサキツユクサ,シロツメクサ,ホドイモ,ウスバヤブマメ,クズ,ツルマメ

 ケシ科

小葉には鋸歯がある。

ムラサキケマン

〔18〕

 スミレ科

葉は根生または地上茎につく。托葉がある。唇弁は後端が距となる。

アオイスミレ,ニョイスミレ,タチツボスミレ,アケボノスミレ,スミレサイシン,エイザンスミレ,スミレ,マキノスミレ,ヒナスミレ,ナガハシスメレ

 ツリフネソウ科

托葉がなく,細い特徴的な距がある。

スリフネソウ

 ヒメハギ科

赤紫色の花で高さ10〜30cm。

ヒメハギ

〔19〕

 ユキノシタ科

アカショウマ

 キンポウゲ科

ウマノアシガタ,ケキツネノボタン,セリバオウレン,オオバショウマ,アズマハンショウヅル,ボタンヅル,センニンソウ,ニリンソウ

 ケシ科

がくは開花とともに散る。黄色の花をつける。

クサノオウ

 バラ科

ヘビイチゴ,キジムシロ,ミツバツチグリ

紅色の棒状の花序がつく。

ワレモコウ

羽状複葉で,黄色の小さな5弁花を穂状につける。

キンミズヒキ

 アブラナ科

十字形の花冠をつける。

ナズナ,ヒロハコンロンソウ,ユリワサビ,イヌガラシ

 メギ科

2回3出複葉で,淡紅色の独特な花をつける。

イカリソウ

 フウロソウ科

掌状に深裂した葉で托葉がある。白色の花をつける。

ゲンノショウコ

 カタバミ科

3小葉からなる複葉で小葉はハート形,黄色の花をつける。

カタバミ

 ウコギ科

2〜3回羽状に分かれた大きな複葉。

ウド

 セリ科

散形花序で,小さな白色花をつける。 

ウマノミツバ,オオチウド,カノツメソウ,セントウソウ,ノダケ,ミツバ,ヤブニンジン

〔20〕
科  名
特  徴
種  名

 ナデシコ科

葉は対生,鋸歯がない。

花はピンク色

カワラナデシコ

花は白色

オランダミミナグサ,ウシハコベ,ハコベ

 オトギリソウ科

花は黄色。

オトギリソウ

〔21〕

 アカバナ科

葉は単葉で互生。花は黄色。

オオマツヨイグサ

 アブラナ科

花弁4枚が,十字形につく。

イヌガラシ,ユリワサビ,ナズナ,ヒロハコンロンソウ

 ユキノシタ科

花は小さく花弁は暗褐色,湿地生。

コチャメルソウ,ヤマネコノメソウ

 トウダイグサ科

茎を切ると白い乳液が出る。

ナツトウダイ

 タデ科

多数の花が穂状や頭状に集まる。

イタドリ,イヌタデ,アキノウナギツカミ,オオイタドリ,ママコノシリヌグイ,ミゾソバ,ハナタデ,ミズヒキ,ミチヤナギ

 ウマノスズクサ科

がくは暗赤色〜黒紫色。葉は長柄があり,ほとんどが根生する。

ウスバサイシン

 ヤマゴウボウ科

大型の多年草,果実は黒熟する。鋸歯のない葉が互生する。

ヨウシュヤマゴボウ

〔22〕

 キンポウゲ科

穂状花序,白色花,葉に光沢がある。

オオバショウマ

〔23〕

 センリョウ科

2,3対の葉が茎頂に集まり,中心から細い花穂を出す。

ヒトリシズカ,フタリシズカ

 イラクサ科

陰地性,葉も茎の水気が多い。

アオミズ,ミズ

 ヒユ科

刺状の苞があって,果実は人の体につく。

イノコズチ

〔24〕

 セリ科

葉は円形に近く,長柄がある。

オオチドリ

 ケシ科

切り口から黄色の乳液が出る。

タケニグサ

 アカザ科

若い葉は赤色の粉状物をかぶって赤っぽい。

アカザ

 イラクサ科

花は緑色で,葉の基部にかたまる。

ウワバミソウ

 ユキノシタ科

花時には,まわりの葉(苞)が黄色を帯びる。

ヤマネコノメソウ,コチャルメルソウ

 タデ科

節ごとにさや状托葉があって茎を包む。

イタドリ,イヌタデ,アキノウナギツカミ,オオイタドリ,ハナタデ,ママコノシリヌグイ,ミズヒキ,ミゾソバ,ミチヤナギ,エゾノギシギシ,ヒメスイバ

 ドクダミ科

花序の下に白い総苞片4つが十字形に並ぶ。

ドクダミ

〔25〕

 ハマウツボ科

ススキの根に寄生,紫色花。

オオナンバンギセル

 イチヤクソウ科

全体が白色,腐生植物。

マルミノギンリョウソウ

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