用語解説(五十音順)

あ〜お か〜こ さ〜そ た〜と な〜の は〜ほ ま〜も や〜よ ら〜ん 

維管束

(いかんそく)

植物組織のひとつ。木部と師部からなり,水分や養分の通路となるとともに,植物体を強固に保つはたらきをする。

一年生草本

(いちねんせいそうほん)

(→一年草)

一年草

(いちねんそう)

一年生草本ともいう。春に種子から発芽して,夏から秋に結実し,冬までに根まで完全に枯れて,種子を残す草。

羽片

(うへん)

羽状複葉の小葉のひとつひとつ。

栄養葉

(えいようよう)

実葉に対する語。ゼンマイ,ワラビなどのシダ類では,胞子嚢をつける葉とつけない葉とができ,そのうち,奉仕嚢のつかない葉を,栄養葉又は裸子という。

液果

(えきか)

果実の一種で漿化(しょうか)ともいう。熟すると中・内果皮に,多量の水分を含み,軟かくなる果実のこと。広い意味では,乾果(成熟すると水分を失って乾燥する果実の総称)に対する語としても使われる。

越年生草本

(えつねんせいそうほん)

(→越年草)

越年草

(えつねんそう)

越年生草本ともいう。秋に発芽して,冬を葉の状態で過ごし,春になって開花結実し,夏までに根まで完全に枯れて種子を残す草。二年草とよぶ場合もある。(→一年草,二年草)

縁毛

(えんもう)

葉のふちなどにある毛。

塊根

(かいこん)

養分を貯えて塊状に肥大した根。でんぷんやイヌリンなどを含む。例:サツマイモ,ダリア。

開出毛

(かいしつもう)

開出とは,主軸から分岐する時や,茎葉の面に毛が生えている時,広い角度で出る状態のことであり,開出毛とは,毛の種類にかかわらず,茎葉の面から直角に出ている毛のことをいう。

下位子房

(かいしぼう)

子房下位ともいう。がくと花冠に対する位置によって,子房は,上位・中位・下位の3つにわけられ,下位子房は,花托がのびて子房全体を密着して包み,がく・花冠・おしべの下にあるように見える子房で進化程度の進んだものと考えられる。

がく

(→植物の形態に関する解説

がく片

(がくへん)

(→植物の形態に関する解説

核果

(かくか)

石果ともいう。外果皮が薄く,中果皮が多肉で水分に富み,内果皮が厚く木質化して堅くなっている果実。例:モモ,ガマズミ。

革質

(かくしつ)

やや厚みがあって,しなやかで弾力がありなめし革の様な感じの葉質。はっきりとした基準は無く,洋紙質との中間もある。常緑樹に多い。例:アオキ,イワウチワ。

花茎

(かけい)

(→植物の形態に関する解説

果実

(かじつ)

雌しべの子房が受精後に発達したもの。中に種子を入れている。普通,果皮と種子よりなるが,花托や花軸などが形成に加わっていることもあり,この様なものを儀果(ぎか)といい,子房のみによるものを真果という。

花序

(かじょ)

@端が茎につく状態。茎に対する花の配列のしかた。
A花をつけている茎の部分の総称。花の集まっている部分(→p.7)。

花弁

(かべん)

(→植物の形態に関する解説)

株立ち

(かぶだち)

ひとつの根葉からむらがり生えること。

花盤

(かばん)

花托の一部が盤状になったもので,花冠とおしべの間,子房の周囲に発達する。

花被

(かひ)

がくと花冠の総称。

果肉

(かにく)

果実の肉の部分。

帰化植物

(きかしょくぶつ)

人間の媒介で渡来した植物が,その土地の気候,風土になじみ,自生するようになったもので,普通は侵入の文献があるものをさす。

寄生植物

(きせいしょくぶつ)

自分自身では光合成をおこなわず,他の植物から養分を吸収するための寄生根を持ち,寄生の生活をする植物。例:ナンバンギセル。

気根

(きこん)

地上茎からでる根。茎を支える支柱根にもなる。例:ツタウルシ,トウモロコシ。

(きょ)

がくや花弁の一部が突出したもの。例:スミレ,ツリフネソウ。

胸高直径

(きょうこうちょっけい)

人の胸の高さにあたる位置の樹幹の直径。

鋸歯

(きょし)

(→植物の形態に関する解説)

菌根植物

(きんこんしょくぶつ)

菌類と共生するための特殊な根を持つ植物。例:アカマツ,カバノキ,ラン類。

群生

(ぐんせい)

植物が一ヵ所に群れをなして生えていること。

交雑

(こうざつ)

遺伝的に違った個体の交配。

高木

(こうぼく)

植物の形態に関する解説)

互生

(ごせい)

植物の形態に関する解説)

コルク層

(コルクそう)

植物の茎が成長するときに表面を包む細胞の不足を補うために死んだ細胞から形成される組織で,コルク質でできている層。

根生

(こんせい)

植物の形態に関する解説)

在来種

(ざいらいしゅ)

その地方の風土に適応し,自生している植物。

さく果

(さくか)

成熟すると乾き,各室ごとに縦に分けて種子を散らす果実。

酸性土

(さんせいど)

塩基の流出又は酸性物質の集積によって生じた酸性を呈する土。

雌蕊

(しずい)

植物の形態に関する解説)

自生

(じせい)

人為によらず天然に生じ,生活していること。

実葉

(じつよう)

(→胞子葉)

子房

(しぼう)

めしべの構造の一部分で,胚珠を入れる場所。

雌雄異株

(しゆういしゅ)

雌しべをもつ雌花と,雄しべをもつ雄花とが,別々の株に別れてつくもの。例:アオキ,ヤナギ,イチョウ。

雌雄婚種

(しゆうこんしゅ)

両性花と,雌雄又は雌花が同一の株につくもの。

重鋸歯

(じゅうきょし)

植物の形態に関する解説)

雌雄同株

(しゆうどうしゅ)

同じ株に,雌しべをもつ雌花と,雄しべをもつ雄花の両方の花がつくもの。例:アケビ,トウモロコシ,ブタクサ。

種子

(しゅし)

胚株が受精ののち発育して成熟した繁殖体。種ともいう。

樹皮

(じゅひ)

ふつう,樹幹の外皮にある死んだ組織の集まりをいう。幹が肥大するとき,コルク層によって内部と遮断され,絶えず裂けてはがれ落ちる。

樹林

(じゅりん)

樹木の密生している群落。高木から成るものは森林という。

小高木

(しょうこうぼく)

植物の形態に関する解説)

小低木

(しょうていぼく)

植物の形態に関する解説)

照葉樹林

(しょうようじゅりん)

降雨量の多い亜熱帯・温暖帯に発達する常緑広葉樹を主とする樹林を照葉樹林という。一般に,葉は深緑色,革質・無毛で光沢があるのでこの名がある。

常緑樹

〔じょうりょくじゅ)

葉が形成されてから冬を越し,1年以上落ちないで葉の働きをする樹林。常緑といっても多くは2〜3年で落ち,新しい葉と交代する。

針葉樹

(しんようじゅ)

マツ,スギのような針状または鱗片状の葉をもつ樹木。ソテツ科とイチョウ科を除いた裸子植物の一群。裸子植物以外のものは,針葉樹とはいわない。

星状毛

(せいじょうもう)

一ヶ所から多方向に分岐して放射状になっている毛。例:ガマズミ,ヤブデマリ,アカメガシワの枝。

石果

(せきか)

(→核果)

腺点

(せんてん)

葉の裏などにあるごく小さな分泌腺。キンミズヒキやカナムグラの葉の裏。

腺毛

(せんもう)

液体を分泌する毛で,多くは先端が球状にふくんでいる。分泌される物質は,植物の種類と部位によってさまざまである。例:メナモミ,ユキノシタ,モウセンゴケ,タバコ。

痩果

(そうか)

果皮が種子と密着し,種子のように見える小さな果実。例:キツネノボタン,タンポポ。

叢生

(そうせい)

(→束生)

総苞

(そうほう)

植物の形態に関する解説

草本

(そうほん)

本部が肥大成長せず,1年で枯死する軟かい茎をもつ植物。

束生

(そくせい)

叢生ともいう。カラマツやイチョウの葉のように短縮した枝の先端に束になってついていること。

托葉

(たくよう)

植物の形態に関する解説)

(たね)

(→種子)

多年生草本

(たねんせいそうほん)

(→多年草)

多年草

(たねんそう)

冬に地上部が枯れても,地下部は多年にわたって生存し,春には芽を出す草本。

短枝

(たんし)

節間が伸びず葉を束にしてつけた枝。

地下茎

(ちかけい)

植物の形態に関する解説)

中空

(ちゅうくう)

がらんどう

蔓植物

(つるしょくぶつ)

草本または灌木で,茎がつる状をなすもの。

低木

(ていぼく)

植物の形態に関する解説)

頭花

(とうか)

(→頭状花序)

頭状花序

(とうじょうかじょ)

植物の形態に関する解説)

二年生草本

(にねんせいそうほん)

(→二年草)

二年草

(にねんそう)

種子から発芽して冬を越し,2年目に開花結実し,その年の冬までに完全に枯れて種子を残す草本。(→一年草)

(のぎ)

イネ科植物の護穎(花を包むえいの一つ)の先端にある剛毛状の突起物。例:ケチジミザサ,オオムギ,ノギラン。

花びら

(はなびら)

植物の形態に関する解説)

左巻き

(ひだりまき)

支柱を直上から見たとき茎の先端が時計の針の回る方向と反対に巻くこと。つるの巻いている支柱を左手で握ってみて,親指がつると平行すれば左巻き(アサガオ,アケビ〕,交差すれば右巻き(カナムグラ)。

皮目

(ひもく)

樹木の幹,枝,根などに現われる隆起した小点。呼吸のはたらきをする。

風媒花

(ふうばいか)

風によって花粉が運ばれて受粉する花。一般に,花は小形で美しい色や蜜もないが,花粉の量が豊富で軽い。例:マツ,イネ科植物。

伏毛

(ふくもう)

茎や葉などの面に密着して寝ている毛。

腐生植物

(ふせいしょくぶつ)

生物の分解産物から有機物を養分として摂取して生活する植物。オニノヤガラやギンリョウソウ,ショウキランがそれで,葉緑素を欠き緑色をしていない。

不定根

(ふていこん)

さし木したときに出る根のように,根のあるべきでないところに生ずる根。

仏炎苞

(ぶつえんほう)

マムシグサ,ミズバショウなどの花序をとりまいているラッパ状の草苞をいう。サトイモ科とウキクサ科に特有。

閉鎖花

(へいさか)

つぼみのままで開かずに自家受精して結実する花。例:センボンヤリの秋に咲く花。

変種

(へんしゅ)

ふつう同一種の中で若干の形質が異なり,地理的に異なる分布圏を占有するものを指す。

放射相称花

(ほうしゃそうしょうか)

対称となる面が,3個以上ある花。がく,花弁,雄しべ,雌しべなどが規則正しく放射状に配列している花をいう。例:サクラ,ユリ。

胞子葉

(ほうしよう)

実葉ともいい,シダ類で,栄養葉に対して胞子嚢をつける葉をいう。(→栄養葉)

包葉

(ほうよう)

苞のこと。(植物の形態に関する解説)

(み)

(→果実)

むかご

肉芽の通俗名。葉腋に生ずる腋芽に多量の養分を貯えて肥大し,肉質塊状になった芽。母体から離れて地に落ち,発芽して新個体をつくる。例:ヤマノイモ。

虫瘤

(むしこぶ)

植物体に昆虫が寄生し,その刺激で異常に発達した部分。例:マタタビの果実。

無配生殖

(むはいせいしょく)

単為生殖の1つで,配偶体の卵細胞以外の細胞が単独に分裂,発達して胞子体を生ずる現象。

めしべ

植物の形態に関する解説)

木化

(もくか)

草本の茎が老化して硬くなる現象。

木本

(もくほん)

木部のよく発達した多年生の茎をもつ植物。通俗的に"木"という。

雄蕊

(ゆうずい)

植物の形態に関する解説)

油点

(ゆてん)

葉にあるごく小さい,透明な点。光にすかしてルーペでのぞくと多数散在する。例:ミカン類,オトギリソウ科。

葉腋

(ようえき)

茎から葉のでる分かれ目の部分。

葉痕

(ようこん)

落葉後,枝に残った葉のついていたあと。

洋紙質

(ようししつ)

質やや薄く,西洋紙の感じのもの。

葉脈

(ようみゃく)

植物の形態に関する解説)

(よく)

ニシキギの枝,ミカンの葉柄などの扁平な付属物をいう。

落葉樹

(らくようじゅ)

葉が形成されてから1シーズン以上つづかず落ちてしまう樹木。広葉樹に限られる。

裸葉

(らよう)

(→栄養葉)

ぎんなん

(りょう)

茎や果実,種子などのかどばったところ。

両性花

(りょうせいか)

1花中に雄しべと雌しべの両性をそなえた花。

輪生

(りんせい)

植物の形態に関する解説)

鱗茎

(りんけい)

植物の形態に関する解説)

鱗片

(りんぺん)

葉が変形してうろこ状になったものや,シダ類の葉柄にある褐色の薄片。

老成枝

(ろうせいし)

老熟した枝。草本では,木化した枝をいう。

ロゼット

根生葉が重なり合って,地面に平たく放射状にひろがったもの。

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