004. ゼンマイ (ゼンマイ科)

ゼンマイ (ゼンマイ科) ( Osmunda japonica Thunb. )

 低地から山地にかけての開けた場所、または半日陰の湿った場所に生えるシダ植物。二葉性であり、胞子葉が先に出、遅れて栄養葉が出る。栄養葉は成長すると高さ1m前後にもなり、二回羽状に分かれる。葉の緑の鋸が細かく目立たないことで他のシダと見分けられる。
 赤味を帯びた幼葉は、こぶし状に丸く巻き、白い綿毛をかぶっている。昔、この綿を集めて「ゼンマイ布」が織られた。名は「銭巻」の意味で、幼葉の形・色を昔の貨幣(鉄製銭)にたとえたもの。時計の・ぜんまい・はこの植物から連想され名づけられたものと思われる。
 綿をとった若芽をゆでてあく抜きし、天日で干し、それをもどして煮つけなどにする。

<花言葉>夢想、魅惑、幻想

ぜんまいが突きやぶり出でし庭土は 春早くして固くかはける(小宮良太郎)

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